感想

ネタバレ含む

クイーンズ・ギャンビット

めちゃめちゃ面白かった

ベスがかわいいとにかくかわいい

ずっと見てられるお顔

ヘアスタイル、メイク、服装、小物、なにからなにまでお人形のようでかわいかった

チェスしてる時なんか特にお人形

普段も凛としたおすまし顔が多いけど、素で笑った途端に人間に戻る

それがまたかわいい

はじめは幼少期ベスがかわいすぎてどうしようかと思ったけどその後無事大人ベスに魅了された

オン眉おかっぱもキュートだったけどそこから成長と共にみるみる垢抜けていくさまが素敵すぎた

離れ目気味な女の子がやっぱり好きだー

こんな女の子に憧れてヘアスタイルを真似しようとめちゃめちゃ観察してたけどヘアセットが絶妙だしベスの生え際がきれいすぎるし顔ちっちゃすぎるし別物になる気しかしないけど一回やってみたーい

クレオもかわいかったな

もっともっと二人の絡みを見たかった、足りぬ

 

チェスのシーンもホテルの部屋にいるシーンも歩き回ってる時のシーンもいちいちおしゃれでフゥー!と心の中で盛り上がってた

何話か忘れたけどチェス盤に対戦者たちの顔がテンポ良く映し出されるところめちゃめちゃ好きだったな

あと6話でベニーたちと早指ししてるところ、ベスの腕から指先までが華麗にダンスしてるみたいだった

かっこいい映像にかっこいい音楽流されると軽率に好きになってしまう

 

ほとんどのチェスプレイヤーが自分のターン終了後に睨みつける勢いで相手の目を見るのがすごく好きでそれをされる度にイイ!と思ってた

カチッ。カチッ。っていう時計のボタンの音も好き

あとお酒が飲みたくなった

普段からグビグビ水のように飲んでるもんだから自分もいけるんじゃないかと錯覚する

酒浸りになって変なメイクし出した時はびっくりしたけど

でも多分天才なだけじゃなくて不安定さもあったからこそベスに惹きつけられたんだろうな

 

チェスはできないがかっこよく駒を動かすことが今ならできる気がする

地獄でなぜ悪い

主題歌が大好きだから見てみた。

カオス。

 

星野源の顔芸が最高。

今より体も声も細くて、ヘタレ役がこんなにも似合う人はいないと思った。

と思いきや終盤の生命力は、あれどないした???

 

ふみちゃんも不良少女役ハマってたなー。

あの小悪魔セクシーな魅力が癖になる。

サラッと嘘つくしわがままなんだけど、周りの男たちが何も口出しできない感じが見てて微笑ましかった。

そしてめちゃくちゃ日本刀使いこなす。強い。

 

たまに入る妄想シーンに、毎回まんまと騙された。

展開やら人の死に方やら全部が嘘みたいな話だから、もうどこからどこまでがホント?嘘?って分かんなくなる。

でもそういうことも全部エンディングでうまく丸め込まれた。

 

ギャグコメディだと思って油断してたら結構グロかったけど、血しぶきが嘘っぽかったからまだ見れた。

まさか少女が血の海をすべるなんてシーンを見るとは思わなかったよ。

 

全力歯ぎしりレッツゴーが頭から離れない。

花とアリス殺人事件

独特な絵と動きに最初こそ変な感じがしたけど途中で慣れたし、最後まで観たらかなり好みな作品だった。

一つ気になったのが、みーんな人のことをきみきみ言う。

実際人のことあんまり君って呼ばないよなーって。

 

独特な絵に加えて、独特な声と喋り方の人が多い。

特にバレエ教室が同じだった女の子。

友達にあんな子いたら再会した瞬間に分かりそうなものだけど…と思うほど独特。

ユダ爺は完全に平泉成

(ていうか平泉成はアリス父もやってるよね?なんで一人二役なの?相当珍しい。アリス父のみてくれをあまり覚えてなかったから、アリスとアリス父が会社でばったり、って展開かと勘違いした。)

花は、始めはザ・引きこもりって感じのロボットみたいな喋り方だったのが、計画実行中なんかはあたふた取り乱しててすっかり人間らしい喋り方になってた。実はアリスと同じくらい感情表現が豊かかも。

みんな独特なんだけど不自然じゃなくて、本当にいそうな雰囲気がむんむんと感じられるのが不思議だった。

ぬるぬる動くせいもあるのかな。

ちょっとした仕草がちょうどリアルなんだよな。(ピーピングライフを彷彿とさせる)

アニメに出てくる人は大体キャラってわたしは呼ぶけど、このアニメは人物って呼びたくなるような、そんな感じ。

 

シンプルな顔立ちが多い中で、むつむつみだけは顔のパーツが派手でお人形みたいだった。

でもたまにまるかいてちょん程度の雑な顔してる人いるの面白いからやめてほしい。

 

殺人事件と題名についてるくらいだからもっとシリアスな雰囲気を想像してた。

実際はそれとはだいぶかけ離れてた。

途中、いじめられるのか?集団リンチか?動きがリアルだからこれでいじめられるシーンが流れるのは相当きついなー見てられないなーとか思ったけど、結局そんなこともなく。

鑑賞後に「世界で一番小さな殺人事件」だと書いてあるポスターを発見した。

その表現がぴったりだと思った。

 

アリスは見ていて気持ちがよかった。

いじめはダメだとはっきり言う、危険な目に合いそうな時はすぐに反撃開始、気になることがあったら即行動(お隣さん家に勝手に入るのはどうかと思うけど)。

危なっかしいところもあるけど、まあどうにかなるでしょって本人が思ってそうで、こっちもさほど心配しないで見てられる感じ。

 

花は、アリスと出会った場面から悪い子じゃないなってすぐに分かった。

そしてユダのことをどうにか知りたがってることも分かった。

もう最終的には花が可愛くて可愛くて。

ちょっと愛が重いけど、そこがまた可愛くて。

でも婚姻届は突飛すぎるかな〜

 

二人が一夜を共に過ごすシーン、あれはよかったなあ。

 

花とアリスだけじゃなくて、むつむつみとアリスが話してるところもそうだったんだけど、女の子同士の物理的距離の詰め方がめちゃくちゃリアル。

それも女子中学生感がすごい。

今のわたしはあんなふうに、知り合ったばかりの女の子と自然にくっついたりできるだろうか。

できない気がする。

そう思うくらい女子中学生の時期特有の距離の詰め方だなと感じた。

 

「人が車に轢かれたらしい」とすぐに噂が広がっていくところ、あれは殺人事件の噂も同じだと思った。

他人事だと、話の飛躍の仕方など面白いもんだなと思ってしまった。

しかし噂にしても、花がやったことを「四人のユダが殺した」とされてるのはまた皮肉なものだなと。

 

ふとピアノやバイオリンなどの音が流れてきて、そこから面白ポップな音楽、きれいな音楽に繋がっていく。

エンディングも素敵。

あと独特な動きをする人物に目が行きがちだけど、背景もとっても綺麗なんだよな。

水彩画みたい。

 

そういえばなんでユダは婚姻届を四人に渡したんだろう。

そういう遊びだと思ったのかな。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

いい声、いい背景、いい音楽の無駄遣い。

 

学校の建物、なずな家の物が独特で現実味がない。

それはまだいいけど、なずなの制服がコスプレじみてるのもよくない。

なぜあんなフリフリつけたりニーハイにしたりしちゃったの?

 

途中途中出てくるセクハラ発言が笑えないし気持ち悪い。

中学生にしても子どもっぽいし、その子どもっぽさがリアルじゃない、というか、安直すぎるというか。

 

不都合なことが起きるとすぐタイムリープ?するところは時かけと同じなんだけど、作品の面白さはまるで違う。

 

私が女だからっていうのがもしかしてあるかもしれないけど、なずなのお色気シーンとか、キュンとするであろうシーンとか、魅力的に写るであろうシーンから、まったく魅力を感じない。

狙いすぎて気持ち悪ささえ感じる。

 

二人で電車に乗ってる時、男友達らと母親が追っかけてきてくるのとかもはやギャグに見えた。

 

とにかく突っ込みどころが多くて作品に入り込めない。

なんとか好意的に捉えようと、まあおいといたりしたけど、無理だった。

つまんない。

同級生

1時間とは思えないくらいの満足感というか、ちゃんとした映画だった。

 

すごくあたたかみのある絵で好みなんだけど、佐条と草壁のまぶたが紫色で不健康そうなのは何故なの?と気になった。

 

序盤、雨が降るシーンが多いしずっと短歌を詠んでるしで、言の葉の庭を思い出した。

あとキャラデザもあいまって、相合傘してる後ろ姿は時をかける少女を思い出した。

 

やんちゃキャラとガリ勉キャラの恋愛で、あーよくあるやつねと思ってたんだけど、だんだん面白くなってった。

一番ウケたのは、待ってるわ!あなた!で佐条がずっこけるところ。

 

二人が初めてキスをした噴水広場に座って、同じ飲み物を飲んでいるところ、今まであんまり思ったことないけどうわ、エモ…となった。

これがエモか。

 

漫画の線とか吹き出しとか時々出てきて、それが好きだった。

漫画がそのまま動いたようなアニメ。

 

 

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから

かなり好き。

始まり方から好き。

切ないんだけどほっこりした気持ちになった。

クスッと笑っちゃうところから声に出して笑っちゃうところもある。

 

哲学的なことを考えるのはわりと好きなんだけど、エリーとアスターの話はよく分からないところが多かった。

でもその分からなさが何故だか心地いい。

二人が通じ合っている感じが、私には詳しい意味は分からないけど、それでいいと思えた。

というか意味とかなんかそういう次元でないところを語り合っている気がした。

 

ポールはただのおバカ脇役かと思ってたら、だんだん可愛く見えてきて、途中から好きになってた。

いぶかしげな表情のエリーとエリー父に挟まれてニコニコなんか食べてるところとか愛おしい。

エリー父の動きを真似てなんかの生地をこねてるところもかわいすぎる。

あとヤクルトあんな開け方する人いるの?外国流?と思って調べてみたら、案外指突っ込んで開ける人いるみたい。確かにちょっとフタ剥がしにくいけどね…

 

作戦会議や準備段階のシーンって、かっこいいロックめな音楽に乗せて流していく映画が多い気がするんだけど、それすごい好きなんだよな。(君の名は。とかONE PIECE FILM GOLDでそういうシーンがあったはず)

で、この映画のそれもよかった。

電車の中にメモが広がっていくのとか、ポールが走るの速くなるのとか、一つ一つすごい面白い。

似た感じで言うと、ディズニー映画は子供から大人に成長していくシーンをよく音楽と一緒に流してるイメージ。それも好き。

 

終盤の教会でのこの空気はまずいのでは?っていうシーンが、間抜けな台詞たちとポップな音楽が流れることによってテンションが落ちずに見やすくなってた。

全体的に、穏やかだけどテンポ良く、分かりやすいけど繊細に描かれていた。

 

アスターが外国版広瀬アリスに見えた。

ちょっと似てない?

エリーは女っぽくないと言われるキャラクターではあったけど、目や唇がかわいらしい。

歌声もとても素敵。

 

軽く日本語版も見てみたんだけど、やっぱり声から受ける印象は大きい。

日本語版だとトリッグの害悪じゃない感が顕著。

吹き替えはやっぱりキャラクター感が強めで、オリジナルは人間性が生々しく出てる。

 

チューチューポッポーってなんなんだろ。

どんなはやしたて?

シークレット・チルドレン 禁じられた力

退屈だった。

兄妹と自然が美しい、というところが救い。

ゆったり時間が流れる映画は好きではあるんだけど、これはちと違う…。

 

もっと何かが起こるのかと思ってたんだけど、こういう家族がいましたとさ、っていう程度の展開だった。

うーん。